まくわうり栽培

やまひこ農園のまくわうり栽培

生育中のまくわうり

生育中のまくわうり

 まくわうりはスイカと並んで古くから夏の果実としてお年寄りから子供まで幅広く親しまれてきました。時代が変わり、昭和30年代サカタ商会作出のスペイン在来メロンと日本在来のニューメロンとの交配種「プリンスメロン」の登場により急速に姿を消してしまいました。網目の入ったマスクメロンに対してノーネットメロンと呼ばれる新しいタイプのメロンが各種苗会社より続々と発表され、まくわうりに変わって夏の味覚を支えるようになってきました。現在では昔の味を懐かしむ方に向けて細々と生産されている状況であります。

 

まくわうりの品種改良

交雑したまくわうり

交雑したまくわうり

 まくわうりがプリンスメロンのような外来メロンとの交配種に敗れた原因は、1果実の揃いが悪い、2糖度が低い、3収量が低いなどが挙げられます。
 静岡市はまくわうりの産地ではないので在来まくわうり品種は存在しません。そこでやまひこ農園では、販売されているまくわうり品種より現在の味覚にも合う高糖系品種を選んで栽培を始めました。出雲系まくわうりの「銀泉まくわうり」と加賀瓜の血を引くプリンスメロンの片親となった「ニューメロン」の2品種です。


銀泉まくわうり

銀泉まくわうり

 「銀泉まくわうり」は、まくわうり特有のまくら型の外見で黄色と白の縞模様がきれいに出ています。肉質は硬質でシャキッとした歯ごたえがします。糖度も高く14度くらいになり、十分な甘さがあります。まくわうり独特の芳香があります。
 

ニューメロン

 ニューメロン

 「ニューメロン」は、幾種類も系統が種苗会社各社より販売されておりますが、プリンスメロンの外観とほぼ同じです。肉質は軟質で非常にメロンと似通った食味がします。糖度は12度から14度くらいになります。香りはメロンと似ています。あまり現行のメロンとの違いが感じられない欠点があります。
 

 これら2種のまくわうりから、やまひこ農園の圃場環境に適する系統の選抜と交雑により新たな品種の作出を行っております。

まくわうり栽培 土壌管理

まくわうり栽培畝立て

 まくわうり栽培畝立て

 まくわうりはとても水を好む野菜です。栽培する圃場も水持ちの良い畑を選び、高畝にし白黒マルチを張って土壌水分の損失を最小限にします。接ぎ木を行わない自根栽培なので定植前によく耕作を行い根に有害な要素を除去しておきます。元肥は控えめにして追肥を液肥として多数回施用していきます。
 土壌水分の少なくなる高温期には、肥料を水で薄めた液肥で施用した方が、成分の吸収効率もよく効果的な追肥法であります。



まくわうり栽培 蔓の管理

まくわうりの蔓の管理

 蔓の管理

 きゅうりと同じくまくわうりの蔓は風に弱い特性を持ちます。強風にあおられれば途端に威勢を失い碌な実がつかなくなります。そこで地面に広げた防風ネットに誘引し蔓からでたひげ蔓をしっかりと絡ませます。ひげ蔓がしっかり固定されたものに絡むとかなりの強風にも耐えられるようになります。 まくわうりの樹勢を保つためにもあまり蔓を切除しないでできるだけ隙間に誘引して多くの蔓と葉を保持させるように管理していきます。

 この方法は産地のメロン栽培とはかなり異なりますが、樹勢低下による病害(うどんこ病)などを大幅に減らすことができます。栽培管理に手間をかけられない場合にはできるだけ自然の状態に近い方が良品生産につながります。

まくわうりの雌花とひげ蔓

 まくわうりの雌花とひげ蔓

 

 やまひこ農園のまくわうり栽培について3点ほど紹介してきました。細かい手法は新しいページで紹介していきます。

 

まくわうりの販売

 まくわうりをご希望のお客様はやまひこ農園までご連絡ください。