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 最初に収穫した銀泉マクワウリの調査を行います。

 別に難しい事は行いません。

 今後もちょいちょい行う調査なので簡略化しております。

 調査項目は、重量・形状・果皮色・糖度・食味食感です。簡単ですがこれだけ見ておけば販売には支障ありません。

 こちらが調査を行うまくわうりです

銀泉まくわうり.14.07.31.

 洋ナシ形です。

 果皮にひびが入って汚く見えますが、これくらい熟しているほうが美味しいです。(ちょっと果肉が柔らかくなっている事が欠点ですが)

 切ってみます

 スイカは主に子蔓に実を成らせますが、マクワウリは孫蔓に実を成らせます。

 どちらかと言うと、キウリのそれに似ています。もちろんキウリのほうが良く成ります。

 こちらがマクワウリの雌花のつき方です。

マクワウリの雌花のつき方.12.06.25.

 緑色の丸のところが子蔓から孫蔓が発生した節です。

 赤丸が子蔓です。

 黄色で囲ったところに雌花が着生しています。

 子蔓にこそ雌花はつきませんが、キウリの雌花の着生と似ています。

 銀泉マクワウリを試食します。

 私、マクワウリを食べるのは初めてです。

 ・・・実は、大正12年生まれの私の祖母もマクワウリを食べた事が無いのです。


 年寄りに育てられた私ですが(10歳まで明治生まれの曾祖母と一緒にいました)、一度としてマクワウリの話を聞いた事が無い。では、なぜマクワウリを知っているかといえば織田信長の伝記(学研)を読んで知ったのです。この辺では栽培されていないようです。(環境と言うより食文化の関係です・・・たぶん)


 さて、御先祖様に進ぜてから頂きます。


銀泉マクワウリ

 きってみると・・・長細いメロンです。

 今年初めてマクワウリを栽培します。もちろん見たこともありませんからカタログの紹介文は脇において手に入るだけ資料を集めました。(こちらまで調査費が回せないためインターネットと静岡県立図書館を利用しました)

 こちらも西瓜と同じく歴史が長い作物でかなり昔から研究されています。(といいますかスイカと同じで現在は既に下火ですね)

まくわうり圃場


 多くのマクワウリの品種の中から2つの種類を選びました。(もちろん種苗会社から入手可能なものです)どちらも糖度が高く(予定)食味良好である可能性がある品種です。

今年は、スイカとマクワウリに力を入れています!(もちろんトマトも)

 スイカの品種紹介がようやく終わりましたのでマクワウリも続いてトマトと共に近日中紹介します。


 腰を痛めたため・・・(ずいぶん引っ張ります)、交配も蔓の整理も遅れました。最近毎日交配しています。
 それより、昨年の黒部スイカの栽培の知見から一つアイディアが生まれました。(もしかしたらどこかでやっているか、失敗したのか)とりあえず紹介します。


 マクワウリ


 青いものは防風ネット(4mm目)です。これは梅を収穫するために使用したもので山から苦労して引きずり下ろしてきました。

 これが、敷き藁や寒冷遮に代わるものであります。コストも安く、耐久性十分。つるからでた根も地面につきます。温度も上げず、軽いので作業しやすい。スイカ、マクワウリの果実も汚れません。・・・いい事ばっかり書いていますが実験は今年初めてです。

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