2019年2月アーカイブ

 ローズマリーを収穫していたら、マメ科雑草が株元から生えていました。何気なく抜き取るとそこにはアブラムシがぎっしりと・・・。

 まだ2月の露地畑です。いくら暖かくなったとはいえちょっと気が早いんじゃないか

冬のアブラムシ.19.02.21.jpg ハウス内で大繁殖させたことはこれまで2度ほどだと記憶しています。意外とハウス内では繁殖しません。(農薬散布しているうえに、防虫ネットを完全に展張しています)
 アブラムシは比較的寒さに強いようです。

 小坂川の土手に植えてある河津桜がほぼ満開です。

 ここのところホッカイロなしでも夜間作業ができるほどの温かさです。

 気分的には春です。

小坂川の桜.19.02.20.jpg 雨後の良い天気です。

 以前福井県の永平寺に1泊したことがあるのですが、4月なのに静岡の2月よりも寒い!!!!!!!!のです。

 ここが異常なのか、北陸が寒すぎるのか。

 小坂育ちの私には全くわかりません。「雪? なにそれおいしいの?」

ローズマリーの収穫

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 この寒い季節ですが露地で栽培できる作物の一つが「ローズマリー」です。

 もちろん静岡南部地域だからできるのであって、土壌が凍結するような地方では不可能です。(一時的な凍結ではなんとかなります)

 こちらが収穫したローズマリーです。

ローズマリー1.190216.jpg 光の加減で黄色っぽく見えますがしっかりとした緑色です。

 香りも強く・・・強すぎる・・・・。

 「農こそは国の本なり」というフレーズを聞くと頭に浮かぶのは、静岡農学校の校歌です。

 一般的には知名度はありません。

 私は農学校卒業生でありますが、突然校歌を歌えるかと問われても実に怪しい・・・。それでも「青人草」と、「農こそは国の本なり」という言葉はよく覚えています。

 当時は何気なく歌っていましたが、農学史研究を行うようになってこのフレーズに由来があることに気が付きました。

 出典は、安藤圓秀著「農学事始め 駒場雑話」です。

 駒場農学校とは東京帝国大学農事大学の前身です。クラーク博士の札幌農学校(北海道帝国大学大学農学部)と比べると一般に知名度は低いようですが、明治政府が大枚をはたいて外国人を教師に雇い各地の俊才を集めて建設した当時最高峰の農学校のようです。

 駒場農学校の開校式は明治11年1月24日、明治大帝の親臨を仰ぎ奉り行われました。(言葉が難しい・・・)

 この時明治大帝より賜った勅語の中にこの言葉があります。

静岡農学校にある横井時敬先生の書

 静岡県立静岡農学校は大正4年4月1日に開校した「安倍郡立安倍農学校乙種」が前身です。

 この時安倍郡では、オランダの国民学校をモデルとして農学校を計画しました。校長には東京帝国大学より「谷垣宰次郎」先生を招きました。
 谷垣先生は兵庫県の方です。当然、頭脳は明晰でありますが、人物も立派な方で生徒より慕われておりました。

 この安倍農学校の1期生には私の曽祖父の弟がおります。(曽祖父はそれほど勉強が得意ではない・・・)

 ただ、谷垣先生は体が弱く大正6年に退任されます。その後を継いで2代校長をされた方が門屋出身の白鳥吾市校長先生です。
 
 調べてみると、初代校長の谷垣先生は白鳥先生の1期後輩になるそうです。

 白鳥先生の就任は大正7年4月1日です。この方は「横井時敬」博士の愛弟子でありました。農業経済学の研究をされており、著作に「農業便覧」があります。詳しくは下記のリンクより。

 本来ならば東京帝国大学農科大学にて博士号をいただく身でありますが、学者の世界での出世をあきらめ郷土の農業教育に尽くされました。

 この白鳥先生の記録を拝読するたびに思うのですが、もし安倍郡郡議会が寺尾博博士や増井清博士を選んだでいたらその後の日本農学はどうなっていたのだろうか。

 大正7年就任ですから大正6年には内定していないと間に合いません。その時期を考えますと、寺尾博士は農事試験場(陸羽支場)で後の陸羽132号の育種を行っておりますので試験場の方で手放すわけがありません。(ただ、寺尾博士のお父さん寺尾昌太郎翁も安倍群会議員でありましたので可能性はありましたが、農事試験場長古在博士、種芸部長安藤博士が阻止されたでしょう)
 増井博士は白鳥博士と同様大学院に居りました。その為もしかしたら増井博士が安倍農学校の校長先生になっていた可能性がかなりあったわけです。(私としてはそちらの方がよかったと妄想してしまいます)。ただそうなりますと、日本が誇る「初生雛鑑別技術」は誕生しませんでした。

 白鳥先生も当然ですが、東京帝大で学問を続けたかったのでしょう。しかし、安倍郡会議員であるお兄さんの「白鳥蒔太郎」氏が説得の大任を果たされました。(白鳥家は名門ですから・・・白鳥先生も受けざるを得なかったのでしょう)

 その白鳥先生に横井時敬博士が送られたものが「至誠」の書であります。

真冬の耕運

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 農作業は自然の力を利用する処に特徴があります。

 季節に合わせて作業が変わることでもよくわかります。

 この寒い季節には主に耕運が行われます。

粘質土壌19.02.07.jpg 水田ではこの季節に必ず耕運が行われます。

 それはこの寒さを利用して土を凍結させることを目的とします。

 石垣イチゴと言えば、静岡市久能で作られている石垣を利用して栽培されるイチゴです。
 
 静岡は海岸線が長いのですが、この久能(正確には旧清水市の一部を含む)でしか作られません。

 ビニールが導入され又加温機が利用されるようになり以前に比べて特殊性の価値は落ちてきましたが、現在でも冬季の栽培効率は他の地域に比べて群を抜いています。

 私の住む小坂は海から山を隔てていますが距離は非常に近いのですが温度的には低い方に入ります。と言いますか久能が真冬でも温度が高すぎる地域なのです。

 こちらが私の友人宅の石垣イチゴです



石垣イチゴ181228.jpg
 もちろんこの写真のものは現代の栽培方式です。

 以前石垣イチゴを栽培している同級生と冬季のトマト栽培について話をしました。
私 「最近寒波のせいでトマトが焼けちゃって(寒さによる霜焼け)」
同級生 「うちらのトマトも焼けてるよ」
私 「君らのような暖かいところでも寒害が出るのか?」
同級生 「違うよ、昼間暑くて先端が焼けるんだ。あとスリップスがひどくて1月でトマトはやめる」
私「・・・・・・・・・・・」
私の中にわずかながら久能に対して殺意がわいたことを否定できない・・・。恐るべし地域特性

 石川千代松先生は我らが増井清博士の恩師であります。もっとも当時の東京帝国大学農科大学の学生は全員、千代松先生の授業を受けましたので皆教え子になるわけです。
 
 明治時代近代動物学を修めた第一期の方であり、不十分な予算整わない研究設備のなか苦心して研究され、後進の教導にあたりました。御自身の著書にもありますが、世界的な研究は残すことはできなかったようです。しかし、世界の動物学者に日本人学者はいかなものか知らしめた功績は大きいものがあります。そして私としては増井清博士を育てた千代松先生の功績は最大のものでもあります。

 こちらは明治10年ごろの千代松先生の写真です



石川千代松121102.jpg
 上段真ん中の方が石川千代松博士です。上段左側が田中館愛橘博士です。
 ひ弱そうに見えます。現に体が弱かったそうでそれを克服するために、加納治五郎先生よりみっちり柔道を教わったそうです。(もっとも講道館柔道ではなく古式の柔術でしょう)。その上毎日水をかぶって乾布摩擦をされたそうです。
 すさまじい方です。駿河人好みの武士らしい武士です。
 この石川千代松先生のところで7年間暮らし教導を受けた方が増井清博士です。これだけで増井博士は尊敬に値します。

 千代松博士は体の不調を感じておられたようですが、それをおして台湾で開かれた学会に出席、そこで客死されます。昭和10年、享年74歳。
 葬儀には増井研総出で手伝われたようです。九州大教授加藤博士はその時千代松博士の子息欣一さんより博士の著書をいただいたと書き残しておられます。

 千代松先生には逸話が多くありますが、今回資料を整理していて千代松先生のデスマスクがあるという記事を見付けました。

 昭和37年雑誌「遺伝」に寄稿された愛知学院大学歯学部教授(当時)今井倭武氏の記事です





 自家採種をしていますと時々目にします。
 以前莢を乾燥させていた場所などに勝手に生えてきます。

 こちらがそのアイスプラントです

アイスプラント181227.jpg
 土壌消毒は行っていません。
 除草剤もあまり使用しません。(年中何か植えてあるので使用する時期が限られる・・・)

ロメインレタス生育中

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 低温・乾燥状態が続いておりました。
 葉物野菜の生育がよろしくないと情報番組で放送されておりましたが、潅水設備を備えた圃場では問題ありません。


ロメインレタス190122.jpg
 順調に生育しています。ハウスですが無加温です。
 隣では低温に弱いオカワカメが育っています。ロメインレタスには十分すぎるほどの温度環境です。






 これまでいろいろな木(果樹が主ですが)を剪定してきて感じるのですが、ローズマリーは堅い木です。

 久方ぶりに筋肉痛になりました。




ローズマリー 枝数が多いと収量が多そうに思えますがそうでもありません。商品価値のあるしっかりとした緑枝がたくさん採れません。その上変色した枝が結構出てきます。
 理由はよくわかりませんが、おそらくは枝の密生による樹勢低下と考えています。


ローズマリーの剪定

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 植えてから10数年が経ちますローズマリーを剪定します。



IMG_0047181108.JPG 生長が遅い植物であることと、あまり需要がないので気にしないでいたら、こんなになりました。
 とにかくすごい。

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