2017年2月アーカイブ

 時々栽培法について問い合わせのある「オカワカメ」です。

 オカワカメは写真で見ると非常に威勢が強くて生長力がある植物と見えますが、実際栽培してみるとそれほどではありません。栽培を始めて2年目、3年目と経過するとかなり強靭な生長力を見せてくれますが、初年度はそこそこです。

 これはオカワカメが悪いのではなく、栽培法が悪いのではなく、多年生の植物はすべてそうです。株(地下部)がしっかりしてこないと地上部の生長がわるいのです。一年生作物よりも多年生の作物の方が根張りは上です。多年生の植物を一年生植物と同じように見ること自体が間違いです

オカワカメの根.15.02.10.

 以前撮影したオカワカメの株の写真です。この時点で5年ほど経過しています。地面からの盛り上がりがすごいです。うまく写真が取れませんでしたが、かなりの高さです。根の力を感じます。これが一年生植物にはない多年生植物の特徴です

 今年は小規模ですが在来スイカ品種「三笠」を栽培します。

 これまで種苗会社で入手しやすい在来スイカを数種類栽培してきました。

 「旭大和」、「乙女」、「大和クリーム2号」、「大和クリーム3号」、「黒部スイカ」などです

 スイカ在来品種「三笠」.12.06.30.

 写真は三笠の雌花です

 

 今年も在来スイカ「三笠」を栽培します。

 昨年2年前に採種した三笠を播種したところ、発芽しませんでした・・・。

 これまで4年物の種子を使ってスイカを栽培したことがあったので、2年じゃ大丈夫だろうと高をくくっていた結果が失敗です。いつも古種子を用いるときには、念のため前年採種した種子を用意することになっていたのですが・・・昨年に関してはそういうことです)

 三笠スイカ.13.08.28.

 一般的に古種は発芽率が落ちます。家庭菜園の経験がある方であれば誰でも経験があります。ある意味当然の常識でもあります。しかしながらスイカ種子は寿命が長いのです。常温保存でも密封して保管しておけば5年ほどは持ちます。私の実験では4年物は普通に芽が出ました。(しょうぬけたような種子はありましたが)

 そこでなぜ古種子をあえて用いたのか?

 まくわうりにつきまして昨年まで多くのお問い合わせをいただきまして誠にありがとうございます。

 首都圏だけでなくかなり広範囲の地域で入手困難な果実がまくわうりであります。この理由は、市場性がないこと、もう一つは収益性が他の果実より悪いことが挙げられます。

 静岡市では、完全に市場性がありません。静岡の食文化にまくわうりがないのです。まくわうりを食べたことがない人が多いのです。ちなみに私の大正生まれの祖母は私がまくわうりを栽培して初めてまくわうりを口にしたのです。漬物としては食べたことがある人がいますが、あくまで食べたことがあるというだけで、静岡の漬物でウリと言えば大概キュウリです。キュウリはどこ行っても作られています。まくわうりは静岡のどこにいっても見かけません。

 このような理由で、静岡在住の農家であります私といたしましては、実に苦しいところであります

 

マクワウリ.14.08.09.

 写真は銀泉まくわうりです

 大変ご無沙汰いたしました。1年と半年ぶりでしょうか。
 
 2015年8月の記事の後、本業の農業の方が非常に忙しくしておりました。それまで忙しくなかったのか?、と言われそうですが、それまでとは全く質の違う忙しさでありました。

 昨年も栽培計画を作成しましたが、紹介する余裕がなかったので本年より以前のとおり記事を更新していきます。

 なお、昨年、一昨年を通じて「マクワウリ」についてお問い合わせくださった方々、ようやくですが本年はまくわうりの栽培を行います!。

 

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.02

このアーカイブについて

このページには、2017年2月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2015年8月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。