施肥の後は耕作。

| コメント(0) | トラックバック(0)

 肥をまいたら耕作です。

 私は耕作が農作業の中で一番好きです。耕作をやらせてみればその人がどのくらいの練度であるかもわかります。百姓=耕すそのものです。

 私の一番好きな作家「山本周五郎」さんの小説によくでてきます。武家ものと同じく百姓ものも実感がわいて面白く読んでおります。

 現在は農産物の価値が相対的に低下してきたのであまり手間をかけてはいられませんが、できる範囲で行っております

耕作.15.03.28.

 耕作と一口に言いますが、労力と時間がかかります。人によっては肥を散布してトラクター(耕耘機)でうなってから畝立てすれば手間がいらないと考える方もいます。もう一段省力化として耕運してからトラクターのアタッチメントを変えて畝立てとマルチ張を一度に行えるようにしてすぐに定植できるようにする方もいます。

 私の場合は、面積によって作業を変えていきます。5反歩くらいから耕耘機の使用を考えます。1町歩を超えるくらいから畝立てとマルチ張を機械化することを考えます。それまでは人力で問題ありません

 隅の方から少しずつ耕していきます

耕作.15.03.28.

 耕作とは、石を除き、土塊を砕き、草の根を除く作業でもあります。これら複合的な作業は機械ではできません。また、一度耕作したところはマルチで保護されていればそんなに固くなりません。モグラなんかが通路を掘れば深耕してくれたように柔らかくなります。(植えてある根の浅いタイプの作物が乾燥でやられてしまう場合もありますが)

 農業に道があるとすれば、その道を歩んでいるものがわかる行為こそが石だしです

石だし.15.03.28.

 石のない畑で作物を栽培されている方はぴんと来ないのかもしれませんが、私の地域では石の出ない畑はほとんどありません。鍬で耕せば必ず片手で土塊と石を選り分けて石箕を使って園地の隅にまとめます。

 人力で耕運するのは手間が非常にかかりますが、その分畑の土の状態をよく観察する時間をとれるということでもあります。耕しているとよく土を見ます、これで土の様子が記憶に残ります。障害になる可能性のある要素が見いだされれば即対策を講じることができます。

 私の回りで機械を使って簡単に(といっても重労働でありますが)耕起・畝立て・マルチ張を行った方がおりましたが、肝心の野菜の生育が思わしくないということがありました。原因は「コガネムシの幼虫」です。地方によっては「根切り虫」とも言われます。(正確には根切り虫という虫も別にいます)。

 もし少々大変でも人力で耕作していれば耕作の途中でコガネムシの幼虫の密度に気が付いたでしょう。対策としては粒剤の殺虫剤です。このお宅は有機質資材として「バーク堆肥」を用いていました。いくら安い有機質資材といってもバーク堆肥はコガネムシの好物です。寄ってきて卵を産み付けられ幼虫が大繁殖です。(細かいので書きませんが、前作の作物にも原因はあります)

 様々な要因が重なって栽培の失敗となったわけです。ただ、土壌中の障害に関しては耕作でかなり見出されることはあります。昔の人がよく土を見たといいますがよくわかります。耕作によりよく観察する目ができているので他人の畑でも土を見れば土中の状態が理解できるのでしょう。この点植物体自体の観察は表面から見えるので簡単といってもよいでしょう。

 土に対する観察眼を養う、これこそが耕作の一番の効用であると考えています

 

野菜、園芸関係のブログ記事リンク集です。

 菜園物語3

 園芸・ガーデニング 

 在来品種・伝統品種 

 トマト大好き 

 

やまひこ農園のHPリニューアルしました。(4月20日.2015)

 

やまひこ農園HPトップページ

やまひこ農園トマト栽培

やまひこ農園まくわうり栽培

やまひこ農園スイカ栽培

お問い合わせフォーム

 

ナチュラルライフブログ村です。是非クリックしてください

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://yamahiko-farm.jp/mt/cgi-bin/mt-tb.cgi/1158

コメントする

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.02

このブログ記事について

このページは、yamahiko-farmが2015年3月29日 18:35に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ミニトマト露地栽培予定地の施肥。」です。

次のブログ記事は「小坂川のソメイヨシノ開花。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。