宮沢賢治の愛したおコメ「陸羽132号」と作出者。

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 宮沢賢治といえば「雨にもまけず、風にも負けず」と言う言葉で有名です。農学者でありますが童話作家として名が知られています。

 この宮沢賢治が愛し普及に努めたとされる水稲品種が「陸羽132号」であります。

 賢治の「稲作挿話」に、「君が自分でかんがえた/あの田もすっかり見て来たよ/陸羽一三二のはうね/あれはずゐぶん上手に行った」とあります。(農林省HPより転記)

 

 宮沢賢治の著作は「注文の多い料理店」など有名なものしか知らなかったのでこの「稲作挿話」は未見です。

 宮沢賢治より高い評価を受けた陸羽132号は、日本初めて近代的育種法(科学的育種)により作出された品種です。

 こちらは珍しい陸羽132号の記念切手です。

陸羽132号記念切手.12.07.16.

  この切手は陸羽132号作出者「寺尾博」博士の御子息「寺尾明」さんが収集されたものです。

 

 HPでも宮沢賢治の名前と共に紹介されることが多い水稲品種「陸羽132号」であります。(さすが高名な作家であります)

 この陸羽132号の作出者の御名前を紹介します。

 

 この記事は平成25年1月28日に作成されました。

 以前私が書いた記事です。

「陸羽132号」の育成に関係された方々

 

 陸羽132号作出チームは7名です。(県南分場の資料より)

 交配研究者

 「寺尾博」博士

寺尾博博士.12.05.29.

 静岡市駿河区聖一色出身です。

 陸羽132号の作出は寺尾博士が行った純系淘汰法の研究が端緒です。

 従来栽培されてきた在来品種は遺伝的に雑駁で生育にムラがあるという欠点がありました。そのため純系淘汰法により遺伝的に揃え全体として生育をそろえることが出きるようになりました。

 この純系淘汰法により10%くらい増収になりました。(当時としては驚異的です!)

 陸羽132号はこの純系淘汰法で改良された愛国(陸羽20号)と亀の尾'(4号)を交配して生まれた品種であります。

 交配品種「陸羽132号」は、既存の品種より更に増収で冷害に強く、食味が良いという特徴をもつ東北地方の名品種となりました。

 品種改良だけで良品多収が出来てしまうのです!。インテリである宮沢賢治はこの意味をよく理解していたと思います。

 

 育種功労者(6名)

 仁部富之助・・・野鳥の研究でも有名です

 柿崎洋一

 稲塚權次郎

 大黒富治

 岩淵直治

 高橋茂

 

 細かい説明は不完全ながら上記のリンクより以前の記事を参照にしてください。現在寺尾博士と共に調査中であります。

 

 宮沢賢治の話題から静岡の農学者のお名前が出てきましたので紹介いたしました。

 蛇足になりますが、宮沢賢治の母校「盛岡高等農林学校」の3代校長は静岡市葵区本通出身の「鏡保之助」先生であります。ビタミンで有名な「鈴木梅太郎」博士、酸性土壌の研究の「大杉繁」博士もそこで教員を勤めておられました。

 

 

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このページは、yamahiko-farmが2013年11月 1日 21:49に書いたブログ記事です。

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