2013年9月アーカイブ

 植えつけた後は、必ず次の日に見回りを行います。

 虫にやられたり、植え痛みをおこしているものなどを早めに見出して補植を行うためです。

 植えつけた直後のステックセニョールと定植後1日経ったステックセニョールの状態を紹介します。

 こちらは定植直後のものです。

ステックセニョール.13.09.25.

 しおれております。

 このあと液肥を潅注して終了します。

 そうすると・・・・・

 まだ、春に定植したステックセニョールが収穫できていますが、今期も大量に定植します。

 今収穫できている株も・・・・・正直何時まで収穫できるのか全く分からないので念には念を入れて栽培計画を立てます。

 台風前より定植を進めてきて・・・・、台風のために完了が遅れましたがようやくこの畑は終了しました。

ステックセニョール定植.13.09.23.

 やっと一仕事終えました。

 台風のために先に定植した畦のほうではマルチははがれ、欠損した株も幾つか出てきましたので、そちらにも補植をします。

 台風の被害を強く受けた露地栽培のマクワウリです。

 ハウス内のマクワウリは全く被害がなかったので幸いでしたが、こちらの露地のものは交雑した実験用マクワウリです。まあ、種さえ取れれば良いのですがしっかりした果実を収穫したいものです。

 数日して枯れる株が数株出てきました。

 生き残った株もひどくやられていますが、段々回復してきました。

マクワウリ.13.09.17.

 折れた葉が痛々しい状態です。

 しかし再生し始めていることがよくわかります。

 やまひこ農園では、「進化する野菜作り」をテーマに品種改良にも力を入れております。

 今期も色々と特性を持ったミニトマトを播種して実験しながら改良を続けていきます。

 こちらは、丸型赤色のミニトマトピュアスイート®ミニトマトの種子です。

ピュアスイートミニトマト.13.09.21.

 播種方法は、もちろんすじまきです!

 種子は沢山あります。

 今回播種する品種は・・・・・・・、

 ピュアスイート

 ピュアエンジェル

 1号(サンマルツアーノ型柔ら系)

 ピュアブラック

 ピュアオレンジ

 などです。他にもありますがまだ確実に物になる状態ではないので紹介しません。

 

 

 台風で見事に倒されましたステックセニョールです。

 こちらです。

台風被害ステックセニョール.13.09.17.

 完全に駄目になったものもありますが、何とか生き延びています。

 収穫できる茎があるので何とか収穫を行います。

 こちらが横倒しになったステックセニョールから収穫できたものです。

 我らが静岡市小坂の増井清博士が昭和29年「財団法人増井家禽育種研究所」を設立されたのは、同じく聖一色の寺尾博博士のご指示によるものです。

 鶏(採卵鶏・ブロイラー)の育種は時間と研究費がかかるものです。当時日本では鶏の育種は小規模では民間の養鶏場が行っておりましたが、主として国立の種鶏場が研究を行っておりました。(畜産試験場とは少し異なるようです)

 増井清博士は、有名な初生雛鑑別の研究を千葉の国立試験場で行い、東京帝国大学にて間性の研究を始めとする基礎的な研究を行っておりました。定年退職後は、名古屋大学農学部の設立に関りそこでの研究体制を整備されました。また、安城の地元の方々の好意を得、「財団法人名古屋畜産学研究所」を設立することができました。もちろん研究内容は愛知で盛んな養鶏・・・・鶏に関することです。(主に育種)

 

 寺尾博博士は、第4代農事試験場場長であり日本農学研究のトップであった方です。国立の種鶏場、畜産試験場がなんの研究を行っているのかご存知の方です。

 戦後国費を使い全国に幾つか種鶏場が設立されることになりました。その上三島にある国立遺伝学研究所においても田中義麿博士(寺尾博士の兄弟弟子)を筆頭として種鶏育種の研究が大規模に行われておりました。

 寺尾博士はもちろんこれらのことを承知の上で増井博士に研究所設立を指示されたのです。

 増井博士にしても寺尾博士の指示の裏にある意味を知っての研究所設立であると、私は考えていますが具体的には不明です。(だいたい財団法人とはいえ研究にはリスクが大きすぎます。国立ならリスクはゼロです。)

 駿河が生んだ天才二人の頭の中を理解するには、まだ資料が足りないようです。

 少しでも理解に近づきたいと、微量な努力を小坂の一百姓が行っているわけでございます。

 昭和31年8月に発行された「財団法人増井家禽育種研究所」の「とりの育種」創刊号より増井清博士の言葉です。

 

 ・・・・・・真面目な農家ほどこの文章には泣けてきます。この時代に生まれたかった・・・・。

 また台風です。

 それでも静岡は被害が少なかったようです。まあ幸いでありますが、昨年、一昨年とハウスの主要部分いいたるまで被害を受けたのですから、そう毎年被害を受けていたら百姓なんてやってられません。

 今回の災害についても、80過ぎの年寄は私に

 「こんなに災害ばかりくるなんて、昔はこんなことはなかった」

 80の年寄ですら、この頃の気候を異常と認識しているのですから、私が百姓をやるようになったのは「知らぬが仏」と言うところでありましょう。こんなに異常気象が続くことなんか想定外もいいところ。

 こちらは、昨日までに定植を終了した「ステックセニョール」の圃場です。

 マルチが剥ぎ取られています。よく観察してみると比較的苗の状態はよいようなので数日そのまま放置して様子を見てみます。

台風で剥ぎ取られたマルチ.13.09.16.

 手間がかかることばかりです。

 幸いなことに今回はハウスの被害は免れました。

 露地畑がすごいことに・・・・・。

 ピュアスイート®ミニトマトと共に育種中のミニトマト「ピュアエンジェル®」ミニトマトです

 ロケット型の赤いミニトマトですが、露地栽培にも適する特徴を持つミニトマトです。

 今回はハウス栽培したものより選んで採種しました。

 先ずはミキサーで果実を潰すことから始めます。

ピュアエンジェルミニトマト.13.09.12.

 トマトジュースの香りが充満します。

 目的は、健康増進よりも採種です。種さえあれば後はいりません。

 このトマトジュースを箱に移して水洗します。

 秋になりました。

 涼しくなってくると、途端にオカワカメに変化が見えます。

 花芽が出てきます。

 花の集合体ですから花房でしょうが、兎に角こいつが花を咲かせると枯れた花が汚らしく降ってくるので迷惑しています。

 そろそろ刈り込み時です。

 こちらが花房が出始めたオカワカメです。

オカワカメの花房.13.09.08.

 この時点では問題ありません。

 問題は花が咲き始めたときです。

 花が咲くと葉が大きくならなくなります。また新芽の生長も止まります。

 つまり経営的には完全に邪魔な作物に変化します。

 そのために花芽を除去します。

 アイスプラントも徐々に生長をしております。

 特性として初期成育が非常に遅いことが短所であります。

 なぜ遅いかわかりませんが、サボテンと同じものだと考えて納得しています。(・・・・といってもサボテンなんか栽培したことはないし、アイスプラントなんか調べる必要ないし・・・)

 なんだかんだ疑問点がありますが問題なく栽培できております。圃場で鍛えられた感は素晴らしいものです。

 こちらはようやく本葉が出始めたアイスプラントです。

アイスプラントの発芽.13.09.10.

 自家採種種子を使用しています。

 購入したのは一番最初です。その後は・・・・1度苗を購入しましたが自家採種アイスプラントと比較してみると別に違いが見えなかったのでそのまま自家採種種子を使用しています。

 色々と品種が出ているようですが、静岡で手がかからずに栽培できれば問題ありません。

 自家採種の過程で生育不全のものは淘汰されていきます。

 自然淘汰です。

 アップにして見ます。

 茎ブロッコリーの代名詞となりました「ステックセニョール」です。

 普通のブロッコリーと異なり茎を食べます。

 これが結構美味しいのです!

 新鮮なステックセニョールは軽く茹でれば、歯ごたえがよく、甘みがあり小腹がすいたときに最高です。

 こちらが私が調理した(といっても湯がいただけです)ステックセニョールです。

ステックセニョール食べ方.13.09.09.

 加工食品やジャンクフードよりも健康にはよい夜食です。

 もちろん肥満防止には効果があります。(・・・・が私は太ったことがないのでなんともいえません)

 湯がく時間はそれぞれです。

 思いがけないことは農業の分野でもよくあることです。

 自然相手の産業ですので人間が思うようには仕事は進みません。大体はよくないほうに状況は動きますが、今回紹介するステックセニョールはよくできた事例です。

 珍しいです!。この猛暑の中、生育しそれなりに収量をもたらしてくれました。ステックセニョールは意外と暑さに強いのか?。もちろん種子の袋には書いていない作方です。ふつうステックセニョールをこの時期に収穫するには寒冷地(又は高地)での栽培でなくてはうまくいきません。

 こちらがこの夏場より現在も収穫中のステックセニョールです。

ステックセニョールの生育.13.09.08.

 意外と強健です。

 このまま何時まで生育を続けていくのか試験してみます。

 収穫する茎はこちらです。

 ロメインレタスの採種です。

 この季節がレタスの採種の旬です・・・・といってもまあ環境がよければいつでも採種できますが。

 予定ではこの時期に1年分の種子を採種する予定でしたが、花が咲いたロメインレタスを盗む馬鹿がおりまして急遽もう一つ畦の半分くらいの株を採種用にしました。(臨機応変です)

 こちらが採集したロメインレタスの花です。

ロメインレタスの花.13.09.06.

 綿毛が出始めた頃が採種のよい時期です。

 花が終わった蕾はこのように放置して乾燥させると綿毛が出てきます。

 からからになった頃に揉んで蕾をつぶして採種します。

 遼陽会戦は9月4日、遼陽城占拠を持って終結しました。

 ロシア軍が首山堡防御線を撤退した3日後のことであります。

 日露両軍とも勝利を宣言した珍しい戦いでもありました。

 日本軍はもちろん遼陽城占拠とロシア軍の撤退が勝利の根拠ですが、ロシア軍は予定の撤退であり日本軍に対して多くの消耗を強いた戦いであることが根拠になっています。

 第3者としてこの戦場にいた多くの外国観戦武官はどのように見ていたか?。こちらのほうは詳しく調べていませんが日本軍勝利の印象が強かったと考えています。

 彼らですら不可能であろうと考えていた首山堡陣地を1日で突破してしまったのですから、「日本軍侮るべからず」との思いを強くしたのでしょう。

 勝敗の分岐点となった「北大山」一番乗りをなした市川紀元二少尉が最高の栄誉に輝いたことは異論の無い所です。(小才子の井口・松川は・・・・・面白くない所でしょう)

 しかし、参加部隊の中で最大の敵兵力と激戦を行い、最大の損害を出した静岡歩兵34連隊には部隊感状はありませんでした。公には何等功績が無いことであります。

 理由は一つ、攻撃目標である首山堡南方高地を占領できなかったことであります。

 ・・・・・・・・・・・。

 部隊配置とそれぞれの攻撃目標を見れば一目瞭然、静岡連隊が首山堡南方高地を占拠できる可能性は万に一つもありません。北大山には1個師団に相当する兵力で攻撃したことに対し、ロシア軍予備兵力が集結する地点に近い首山堡南方高地には静岡連隊の僅か1個連隊のみの兵力しかありません。

 敵予備兵力の吸引・拘束が任務であると考えるべきです。この点立派に任務を果たしました。圧倒的なロシア軍の反撃にずたずたにされ組織的抵抗ができなくなっても、なお踏みとどまり戦線を支えました。

 「健気」、この言葉がしっくり来ます。第2軍に従軍していた欧州の観戦武官が感心したものは、堅固な陣地に突撃し白兵戦を展開する日本軍将兵の健気さでありましょう。

 

 準備不足を承知で關谷連隊長が攻撃命令を受け入れた理由が見えてくるような気がします。

島チシャの発芽!!!

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 自家採種を行っております沖縄の在来レタスである「島チシャ」です。

 購入種子でも在来品種の野菜は・・・・・生育・形状の不揃いと言う欠点を持っています。特にアブラナ科の野菜は著しいものがあります。これはアブラナ科の特徴として、遺伝的に純系に近づくに連れて生育の不良を見せます。自植劣勢とも呼ばれます、まあ血が濃くなりすぎた為の遺伝的な欠点です。

 そのため血縁から離れた同じ種類の野菜を持ってきて交配させると回復します。だからアブラナ科野菜については市販されているものはある程度広い範囲で遺伝子の雑駁さがあります。そうでないと商売にもなりません。この点F1品種は生育の揃いは均一です。

 この在来レタスの島チシャももちろん遺伝的に雑駁です。仕方がありません。クレームは言いません。

 対策として、やまひこ農園で純系にするしかありません。どのくらいで自植劣勢を起こすのかデータがないので分かりませんので、1回目は似たような葉系・大きさの島チシャより採種しました。

 2回目は、その中から選んだ3株より採種しました。

 こちらが2回目の採種した島チシャの発芽です。

島チシャの発芽.13.09.05.

 我らが寺尾博博士(静岡市聖一色出身)が行った「純系淘汰法」は、自植劣勢を起こしにくい作物にはすぐに利用できますが、このレタスにはどうかわからなかったので少し幅を持たせました。

 寺尾博士の方法は、在来品種の中でこれと言うもの1株より採種する方法です。自植劣勢を起こしにくい、米などのイネ科、スイカなどの一部のウリ科、トマトなどのナス科などではそのまま利用可能です。全く問題ありません。

 レタスでも沖縄の在来レタス「島チシャ」がどうなるのか・・・・全くわかりません。

 アイスプラントが発芽を始めました。

 アイスプラントは世間で言われている生育環境(乾燥地)とは裏腹に、非常に水を好む野菜であります。

 発芽も結構水を必要とします。(・・・・乾燥すると発芽ムラとなります)

 播種前に充分潅水して、播種後には種が流れないように注意深く水をかけていきます。

 アイスプラントの発芽が始まりました。

アイスプラントの発芽.13.09.03. 

 雑草も生えていますが・・・・無殺菌培土なので仕方がありません。

 雑草は根気よく抜きます。

 アイスプラントもよく発芽しております。

 

 先日播いたバジルが発芽を始めました。

 こちらです。

バジルの発芽.13.08.30.

 パッと見ただけではわかりにくいのですが・・・・・。

 発芽を始めました。

 アップにして見ます。

 焼肉を包んで食べるとおいしいレタスであります、沖縄原産の島チシャです。

 ここ数年栽培しておりますが・・・・欠点は、在来品種だけに遺伝的に雑駁です。形状・大きさの不揃いが目立ちましたので、対策として寺尾博士が日本で始めて研究されました「純系淘汰法」を用いて改良に取り組んでおります。

 葉が大きく、平たいタイプのものを選抜して採種を継続しております。これで2回目です。

 こちらが乾燥した島チシャの花です。

島チシャの採種.13.09.02.

 よく乾燥しております。

 枯れた花を一つずつばらしていきます。

バジルの播種!!!

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 自家採種しておりますバジルです。

 暑い夏場には生育も最高のバジルですが・・・・気温の低下と共に生長は格段に悪くなります。

 それでもまた今年も栽培しようと挑戦する私であります。(昨年は・・・・あまりの寒さでまるで収穫なし・・・です)

 暖かいうちにそれなりに生長させて力を付けさせようという魂胆で播種をいたします。

 こちらが乾燥したバジルの花房です。(種子が入っています)

バジルの花房.13.08.28.

 このバジルは昨年より今年の初めのあの寒さに耐え抜いたバジルです。別にどうこうないのかもしれませんが気持ちの問題でそのバジルを残しておきました。この暑さで良く乾燥しております。

 生えている植物より種子を取ってすぐ播く事を、「取り播き」と呼びます。

 この方法はまあ取り播きになります。

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