静岡県農学史にのこる有名人!

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 こちらは昭和29年に作成されました「静岡県産業教育七十周年記念誌」を参考にしました。

 この資料に静岡農学校第2代校長を勤められました「白鳥吾一」先生のインタビューが乗っております。

 題名は「農業教育創始の頃を白鳥吾市氏に訊く」です。

 白鳥吾市先生は「農学栄えて、農業滅ぶ」と言う超有名な言葉を残されたとされる(まだ確認されておりません)横井時敬先生の弟子です。(もちろん東京帝国大学出身です)

 静岡農学校に銅像がございます。

 白鳥吾市先生銅像.12.08.08.

 静岡農学校50周年の時の記念事業でこの銅像は建設されました。

 先日こちらの静岡農学校に昔の資料(白鳥吾市先生関係)を拝見させていただこうかと電話した所・・・・・なんと、古い資料はすべて処分したとのこと・・・・・・Orz。

 よく伝統を語れるなあ・・・・モンスター・ティーチャーどもが。

 

 こんな話はどうでも良いのですが、簡単に貴重な証拠資料を処分する野郎どもが教員ですから、つい頭に血が上って・・・・失礼。

 さて、静岡農学校最高の校長先生と評された「白鳥吾市」先生の選ぶ静岡県農業教育史上の有名人です。(注・昭和29年の時点です)

 前置きが長いのは、年寄に育てられた影響が強いので・・・(私の責任ではありません、明治・大正生まれの年寄りの責任です!)

 白鳥吾市先生談

 『第一に挙げていい立志伝中の人といえば、榛原郡の白羽から出られたビタミンの鈴木梅太郎博士ですね。

 それから、これは私と同級生だったんですが、寺尾氏。又、三島遺伝研究所の増井清氏、この人は雌雄鑑別の発見者ですし、

 獣医学で鳴らした田方の新田直氏、それから近くに居られますが、京大名誉教授、静大学長の大杉繁氏などあげられるでしょう。』

 

 やはりと言いますか梅太郎博士のお名前が最初に挙がります。(こちらは当然です!)

 次に遠慮がちにですが同級生の寺尾博博士の御名前を出されております。駿河が誇る最高の農学者です。私が尊敬している農学者です。(どちらかと言うと崇拝か)

 私の町内の増井博士も出てきます。増井博士が三島の遺伝研にいたことを記す資料は、この記録の他は増井博士が雑誌「遺伝」に寄稿された記事1篇のみです。

 増井博士はこの遺伝研で鶏の育種に取り組んでおられましたが、この記念誌が出版された昭和29年に藤沢にある農獣医学部附属圃場に「財団法人 増井家禽育種研究所」を設立されます。

 

 簡単ですが調査は致しましたが田方の新田直さんにつきましては著書も論文も見つからないので詳しいことは分かりません。専門が獣医なので増井博士の調査の過程で御名前を見出すかも知れません。(期待しています)

 

 最後ですが大杉繁博士のお名前がでてきました。私が大杉博士が静岡出身と知ったのはこの記事です。梅太郎先生の弟子になります。白鳥先生、寺尾博士の赤門での同級生です。

 大杉博士が博士号をお取りになった時期は寺尾博士と同時期です。こちらは記録を目にしました。

 有名なお話ですが、大杉博士は酸性土壌の改良で大工原銀太郎博士と大論争を行います。(さすがは遠州人!)。大工原酸度で名を残す大工原博士と論争するとは、なかなか大杉博士は気概がございます。

 この論争に関心を持って少々調査を行いました。昔の資料ですが国立国会図書館に所蔵のある雑誌にその辺の記事がありました。(詳細な調査は先ですが・・・)

 

 最後ですが、このお話をされた白鳥吾市先生は博士号を取得されておりません。若干33歳にして当時安倍農学校と呼ばれた静岡農学校第2代校長として子弟の教育に当たられたからです。

 地位と給料が保証されれば良いのではないかと考える方も多いでしょうが(高校の教員など)、白鳥先生の生家は寺尾博士や増井博士の生家をも凌ぐ門屋の名門白鳥家です。(勝海舟さんが駿府に居る時一時厄介になっていた御宅です)

 名誉もいらず金も要らない白鳥先生が自らの学問ではなく子弟の教育に一身を捧げた記録をすべて処分してしまうとは・・・・・いくら農業に未来が見えないとはいえ学問に携わる者が行ってよい仕儀ではないのではないか。

 もうじき百周年を迎えるという静岡農学校をみて実に悲しい気分になります。

 

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このページは、yamahiko-farmが2012年11月11日 18:39に書いたブログ記事です。

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