2011年7月アーカイブ

スイカを収穫します。(7月30日)

 ここのところ雨が多いので収穫には向いていませんが、時期が来ていますので仕方がありません。


 3個収穫適期です。


旭大和


 交配からの日数は、24日、25日、26日です。

 冷蔵庫で冷やしておきます。後日調査予定です。

やまひこ農園のトップページへのリンクです。

生物学ブログ村へのリンクです。 ワンクリックお願いします!

この『サマーオレンジミドル』はナント種苗さんの品種です。

 同級生K君がまた試食用に持ってきてくれました。友情です。

 
 さて、ナント種苗さんのカタログから特徴を抜書きします。

 サマーオレンジミドル
 ・果実は5~6kgの縞皮高球の中玉種で、外皮は濃緑で中太暗緑色も鮮明な縞。
 
 ・果肉は橙黄で明るい。糖度は12,5~13度ときわめて高く、さわやかな食味。

 ・食味は、繊維が少なくシャリが強く、種の量も少なく食べやすい。


  これです。
サマーオレンジミドル


 切ります。

 スイカの食味調査が終わり、私は部屋でパソコンに向います。

 下から(私の部屋は2階)、祖母の声
 「スイカの種が芽を出しているよ」


 私
 「・・・・ん。・・・・え!」


 今まで腐ったスイカからごく稀ですが芽を出した種は見たことがありますが、今日のスイカは食べごろのものです。旬です。賞味期間内です。

 なぜか? みてみます。


旭大和の種


 これです。確かに種から根が出ているようです。

 スイカを切って食べてみます。(7月29日)


 我が家の旭大和はどのような味がするのか。


旭大和


 切ってみます。

 昨日旭大和を収穫しました。(7月29日)

 収穫時期と味の調査です。家で採れた旭大和を食べるのは初めてです。


 

 

収穫を待つ旭大和.11.07.29. 待ちに待った収穫です。このスイカ何回叩いた事か・・・。

 


旭大和.11.07.29. 交配後28日で収穫しました。積算温度を算出して収穫していければよかったのですが、腰痛のせいで気が回らず今年は行いません。(他の仕事が溜まってしまって)


 この交配後28日で収穫したのは、先日試食した同級生K君の旭大和の収穫日数を参考にしたためです。あの時はちょっとスがはいっていましたがこちらはどうでしょうか。

 まず、切る前に叩いて見ます。

 当家でようやくスイカが収穫できました。(旭大和)7月27日

 乙女スイカは・・・・一応ノーカウントとしています。


 現在のスイカ圃場(小坂公園前)の様子です。


スイカ圃場


 葉でカモフラージュされたスイカが見えます。村の衆が驚くのですが、カラスにやられていないのです。他のお宅は脅しをしてもカラスにやられて悔しい思いをされているようです。先日まで、猟友会がカラスの駆除を行ってくれていました。それなりに効果はあったのでしょうが・・・敵もさるものです。

 御先祖様が守ってくれているんだね。と、近所のお年寄り。

 ごもっともでございます。だから私は家を継いで百姓になったのですから。

 銀泉マクワウリを試食します。

 私、マクワウリを食べるのは初めてです。

 ・・・実は、大正12年生まれの私の祖母もマクワウリを食べた事が無いのです。


 年寄りに育てられた私ですが(10歳まで明治生まれの曾祖母と一緒にいました)、一度としてマクワウリの話を聞いた事が無い。では、なぜマクワウリを知っているかといえば織田信長の伝記(学研)を読んで知ったのです。この辺では栽培されていないようです。(環境と言うより食文化の関係です・・・たぶん)


 さて、御先祖様に進ぜてから頂きます。


銀泉マクワウリ

 きってみると・・・長細いメロンです。

 銀泉マクワウリ初収穫です!。

 先日ニューメロン2種類台風の雨の為に割れたものを収穫しました。こちらはカウントできません。種取にしました。少し味見しましたが・・・プリンスメロンのようでした。


 こちらはどうか、先ずは外見から紹介します。


銀泉マクワウリ


 山に種採りように植えておいたものです。草がカモフラージュになってカラスに食べられずに済みました。(もちろん種取り用ですから、食べられても残り物から種を取るつもりでいました)


 さてさて、あまりきれいではないですが・・・。

収穫の目安は難しいです。叩いて音で判断する方法はよく行われていますが、うまくいったためしがありません。


 素人でも収穫時期の判断が確実に出来る方法は開花からの日数で判断する方法です。地域によって温度(気温)が違いますから、最高最低温度計を使用して日平均気温を出して、積算温度から判断するようにすればより確実です。

 以前の記事ですが参考までに。

在来スイカ収穫までの日数

 
 スイカの権威、神田武さんは適熟果の鑑定法として、収穫適期のスイカの判断方法について書いてくれています。

 判断条件とその考察を抜書きしてみます。

・・・台風の為、割れたトマトが大量に出ました。

 捨てるのももったいないので泣く泣く採種する事にします。

割れたトマト

 この品種『エンジェル』は非常に割れにくい品種であったのですが・・・だめでした。台風はケンシロウを連れてきました。


 この品種だけではなく本日は4品目処理しなくてはいけないので効率よく作業を行います。

 ミキサーを使います。

 スイカの話題が多いですが・・・これも旬です。怪談話と同じであります。


 スイカのへその緒です。(正確に言えば違いますが)


乙女


 種子につながっているこの白い繊維の先はめしべ(柱頭)です。トウモロコシと同じで、花粉(精子)は1粒づつ卵細胞とくっつきます。

 珍しい白肉スイカの大和クリーム3号、花も珍しく、花のつき方も変わったスイカです。

 先日の記事ですが変わった花のつき方をしています。リンクを張りました。 

スイカ栽培品種紹介  『大和クリーム3号』 

これと同じように2つ並んで雌花を咲かせる事幾度か、その度に交配してきましたが、どうやら成功したようです。

 こちらです
大和クリーム3号


 うまく並んでいます。

 何とかこちらでは台風の被害を免れたかに見えました・・・・。

 土砂災害は悪夢ですから、それが無ければ無傷といいたいところです。


 ・・・・しかし、トマト、マクワウリ、ルッコラがやられました・・・涙。

 
 可愛いミニトマトちゃんです。

 ミニトマト エンジェル


 割れています。とにもかくにも割れています。あっちもこっちも割れています。

 ・・・・台風がケンシロウを連れてきたのか。

  梅干つくりに欠かせないシソです。

 

 10年物、20年物でもすべてシソを使います。

 今年はビートで染める実験をしようかと考えましたが・・・やはり余裕が無くお流れです。


 台風一過の暑い日に干すのが梅干です。

 もんだシソもよく色を出しています。日に当てて熱くなったシソの液で染めて干すと梅干の色が長持ちします。
 
 ・・・・と年寄から言われて、暑い夏によくお手伝いしました。最近は畑の方が忙しく、私は畑作業要員です。


シソ

 先日試食しました大和クリーム2号の種が乾燥しました。


大和クリーム2号の種子


 水洗いしましたが、なかなかぬるぬるしたものが取れないので難儀しました。


 乾燥させたらさらさらしています。

 
 種を見ているといろいろな形があることが分かります。


 (・・・・交雑か)

 交配が遅れた為、収穫が待ちどうしくスイカを観察する目にも日々鋭さを増していきます。

 ・・・・そんなことしたって収穫時期が早まるわけもありませんが、どうしても力が入ってくるのです。


 玉直し中に見つけましたのがこれです。蔓でがっしり固定されていました。蔓に絞められたスイカは初めてです。


旭大和


 この写真は、7月18日に撮影したものです。

 アップにしてみます。

 味の表現は難しいものです。人の感性は十人十色です。

 
 この大和クリーム2号は、我々2人の中で大ヒットとなりました。しかし、この味の表現が難しい・・・。

 一口で、旭大和から大和クリーム2号に切り替えた同級生K君は女優に例えます。

 大和クリーム2号

 同級生K君いわく
 「女性に例えると和服美人かなあ。女優なら、常盤貴子。旭大和は、AKBだよ」。

 私
 「・・・・・?」

 常盤貴子もAKBも知りません。(ネットで調べました)


 私は
 「K君それならやはり『原節子』でしょう。外人ならオードリー・ヘップバーン」
 それはそうでしょう、『永遠の美少女』原節子ですよ、この品格ある味を表現するには彼女しかいない・・・と思いましたが、どうも古すぎたようです。

 K君
 「・・・・だれそれ?」


 ・・・・。女優に例えると・・・。とよく表現に使われますが私達2人の間でもかみ合いませんでした。

 家にもって帰って家族に味見してもらいます。

試食会の始まりです。初めての昔の黄肉品種です。

 
 もちろん入刀はK君です。

 なんだか宝箱を開けるようです。なんだかキャプテン・ジャック・スパロウになった気分です・・・・ちゃっちいですが。


大和クリーム2号

 包丁を入れたかと思ったら、K君覗きこむ様にして手で二つにします。


 ・・・・。
 何を思ったか?

 大和クリーム2号が収穫されました!・・・といいましても私のところではありません。同級生K君のスイカです。

 育苗は私のところで管理しましたが、私のほうは腰を痛めて定植、その後の管理が遅れたため未だ収穫ならず・・・・悔しい思いをしております。


大和クリーム2号


 K君の大和クリーム2号はナント種苗で購入した種子です。交配後42日で収穫しました。(我々の目安は45日ですが旭大和が28日で収穫できたので早めました。40日くらいでよいくらいです。)

 K君にとっても初収穫ですが、これもまた友情あふれるお言葉と共に私の所で試食会です。
 重量は約5,5kgでした。品種の特性から言えば小さいほうに入りますが試食には十分です。

 先日試食した同級生K君のスイカから採取した種がようやく発芽しました。


 播種後6日経過しております。もう結構発芽しても良い頃です。実は昨日、頭に来てポットを穿り返していました。そうしたら偶然白い茎のようなものが見えたので掘るのを止めました。

 ・・・・短気な行為だと思われるかもしれませんが、普段35℃以上のところにいるのです。冷静になれというほうがどうかしています。脳みそがすでに煮えているのです。


 ・・・・まあそんなこんなでようやく1つですが芽を出しました。


旭大和発芽


 隣のポットが掘り返したものです。

 アップにしてみます。

 先日『品種の混在・・・・。』と言う記事を書きました。

品種の混在・・・・。

旭大和にしては肥大が悪いのでもしかすると乙女かもしれないと思っていました。そこで、着果日から推定して3週間たった本日(7月13日)収穫してみる事にしました。

 先日アップした写真です。

 

スイカ

 明らかに違いが判ります。

 三笠の発芽を確認したら少し安心しました・・・。播種後3日目

 ・・・・。金額のこともありますが、紹介した手前発芽しないと格好がつきません。普段は手をかけて準備をしたら後は種子の仕事と割り切っていますが、まあ、この時期にスイカの種を播く事もなかったですから。もろもろの理由で気にしておりました。


 他の種も先陣に続けとばかりに威勢良く発芽を始めました。


固定品種 三笠


 発芽してきました。

 三笠が発芽はじめました!(7月11日)

 2日経ちました。

 スイカの種が発芽したくらいで珍しくもありませんが、今年はなぜか発芽が悪い年でしたので気にしておりました。私のところでは発芽が悪い原因の最大はネズミでしたが世間様では原因不明なようです。(私の周辺地域です)

固定品種 三笠


 たった一つですが、土が盛り上がってきたポットもありますから明日は結構な数になるでしょう。

 アップにします。

記念碑を見つけました。

 記念碑


 どうもここが貯水池であるようです。

永井博士の記念館近くのバス停からバスで約40分『4丁目入り口』で下車します。

 バス停


 原子爆弾災害調査報告集の第2回報告会速記録のコピーを片手にきょろきょろします。

 昔の地図が頼りです。距離に関しても誤記があるため本当にここでよいのか心配になってきます。別に私が報告書を書くわけではないのですが、増井博士が調査されたところを歩くのが目的ですからこれでも真剣です。

 地理がわからないので永井博士の記念館で西山地区貯水槽の場所を聞きます。

 ここまで徒歩で着たのでこのまま西山地区まで徒歩で行こうかと考えていました。聞いてみるとかなり遠いとの事。バスに乗っていく事としました。

 
 永井博士の記念館に展示してある地図です。解り易く描かれています。

西山地区

 長崎地区の放射能汚染土壌採取地は、主に2箇所、浦上天主堂と西山地区です。

 報告書の最初にこう書かれています。

 本地区(長崎)における土壌採取地は長崎市西山町西山貯水池附近より本原町(峠)にわたる約3km丘陵地帯にして、大体下図に示す場所の土壌を採取して供試した。採取場所は畑地および道路に沿うた路傍の土壌である。

 本採取地(A~H)は爆心地より北方約4kmを距てた丘陵の裏側面の丘陵地帯である。外に(Ⅰ)地区がある。


 (Ⅰ)は浦上爆心地より約1km東南方の浦上天主堂境内畑地より採取せるものである。(正確には爆心地より約500mです)

 浦上天主堂です。

浦上天主堂


 60年も昔の話です。参拝してから係りの方に畑地の場所をうかがいます。

 『原子爆弾災害調査報告集』より調査地を事前に選んで置きました。

 調査開始時期は、投下後約1ヵ月後です。

 広島は既に市街地でありましたから養鶏場はは少なかったので此の点は長崎のほうが調べやすいと判断しました。(以下、『原子爆弾災害調査報告集』より)


 養鶏場・・爆心地から約2km位にあり、300羽を飼っていたとの事。電話帳その他から調べましたが現在はありません。此の点昔の資料から調べようと思いましたが、原爆資料館、長崎県立図書館には資料がありませんでした。


 『爆発地区における土壌細菌叢について』
 物理班(西川正治、藤原咲平)の報告より調査地を選定。

 調査地は、爆心地附近(浦上天主堂境内畑地)、西山地区(7地点)です。

 原爆投下後、1ヶ月ですでに西山地区にかなりの放射性物質が降下したことがわかっていたのです。これは、原爆資料館の模型と映像を使った説明でも知ることが出来ます。ただ、なぜ西山地区に高い放射能が検出されたかは不明とありました。(70年経っても不明か)

 当時の気象学のレベルは決して低くありません。アメリカ軍も原爆投下前は気象観測機を飛ばしてデータを集めています。推測可能な資料はあるはずですが。


 私が歩いたところを紹介していきます。

 

佑太と鶏.09.02.11.jpgやまひこ産直野菜セット是非一度お試しください。

 やまひこ産直新鮮野菜セット販売ページリンク

 

 

 静岡ブログ村へのリンクです。

 紹介が遅くなりましたが、長崎見聞録(増井清調査編)です。

 今回の来崎のメインは増井博士の足跡をたどり事でありましたのでもっと早く紹介するつもりではありましたが・・・。なにか気になってまとめにくくなっておりました。

 昨日、インターネットニュースで、広島、長崎の放射能被害調査を始めるとありました。関心のある方は下のリンクよりどうぞ。

長崎原爆の「黒い雨」調査開始 長崎・広島大研究者ら


泥から「黒い雨」の痕跡


 私が参考にしている資料は、『原子爆弾災害調査報告集』です。静岡県立図書館に所蔵されています。全部で2冊あります。こちらには増井博士が指揮を取ります獣医畜産学科会の報告が載っています。もう一つ、『長崎原爆戦災誌』もありますがこちらには調査報告は記載されていません。


 この『原子爆弾災害調査報告集』から記載されている報告を写真を交えて紹介していきます。

 スイカの交配をしていましたら、異常に気が付いて目を向けました。


 こういうことはよくあるのです。装甲の外から敵意を感じるような・・・(ガンダムに影響されすぎで失礼)


 これです。このトマトは昔懐かしき"世界一トマト"です

トマト


 葉が葉柄を残してすべて食べられています。この葉だけです。これは異常です。


 よくみてみると、犯人はいました。カモフラージュはしていますがプレデターほどではないので簡単に発見されます。

 人間が干上がるほどの暑さは、スイカやマクワウリにとって適温のようです。

 体で植物の適温が判る様になったら一人前と自分で勝手に思って調べております。特に冬場は、1ヶ月間ハウスの中で薪で火を焚いてトマトの温度を測定した事もありました。その時の睡眠時間は、連続して最大2時間です。・・・エコも大変です。


 さて、マクワウリがかなり繁茂してきました。畝間3mちょっととってありますがもう一杯です。


 比較のため2週間前の蔓直しした時の写真と比較します。


まくわうり圃場

 約2週間後・・・

スイカ玉直し

| コメント(0) | トラックバック(0)
 同級生K君がまめによく行っていますので、今年はまねをして私もやります。

 
 発泡スチロール性のスイカマットを引いて八百屋の陳列棚に並べるように行儀よくおきます。


 私はこのスイカマットがきらいでいつも地かに置いていました。このスイカマットの利点は、スイカが汚くならない、傷つかない、安定よく置ける(すわりがよくなる)などなど利点は多いのですが、発泡スチロール性ですから壊れやすく、風でとばされやすいという致命的な欠点を持っています。


 しかし、スイカマットがなくても今年はうまく座ります。防風ネットは使えます。最初のほうの果実はすれ傷のようなものがついていましたが、蔓が繁茂するに従ってなくなります。(最初から重石を置いて置けばよかった)


大和クリーム2号

 写真は大和クリーム2号です。きれいな形に仕上がっています。頭の黒い猪に注意しないと。

 三笠を播種します。

 20mlにて5700円ですので、直播には使えません。(とてもとても間引きも出来ません)


 そこで、ポットに1粒ずつ播種していきます。この方法は別にけちでやっているわけではありません。いつも場所に余裕があれば固定種でも何でも行っております。間引きをする必要がありませんから後比較的楽です。もっとも、培土を購入している方から見れば贅沢な方法です。


三笠播種


 ポットの上に1粒ずつ載っている三笠の種子が見えます。

 これを土の中に埋めます。

 ようやく三笠を播種します。

 三笠の種子が届いてから天気が悪く気温が低かったので播種をやめておりました。天気がよく気温が高い日に播種したかったので本日まで待ちました。十分播種日和です。


 播種するスイカは三笠だけではありません。先日採種しました同級生K君のナント種苗より購入した旭大和です。


 これは三笠との交配用兼抑制栽培実験です。(純度は同級生K君のことで心配はしていません。前日のうちから袋がけをして交配後2日そのままにしていたくらいですから大丈夫です)

 三笠と旭大和の種子を並べて写真を撮りました。


三笠と旭大和

 アップにしてみます。

 昨晩まで大雨が降り気温も低かった事がうそのように非常に暑い日になりました。

 人間も参ってくる暑さですがスイカは相変わらず元気です。さすがは原産地が中東だけはあります。暑さは平気のようです。


 しかし雌花だけは違います。花びらが閉じています。

雌花

 


 此花は交配していません。ちょっと花びらを開いてみたら・・・しっかり花粉がついていました。いつも観察していますがこの時間にこんなに花びらが閉じてしまう事はありませんでした。

 交配できたし、暑いからずんずん仕舞いにしようとでも思ったのでしょうか。

 上から写します。

 1992年発表されたミニトマトと、種子の袋には書いてあります。

 こちらも現在ピソリーノ静岡店にて召し上がれます。記事は下のリンクより、
ピソリーノ静岡宮竹店  トマト祭り


 見難いですが草形はこんな感じです。


ステラ


 葉っぱに、葉カビやハモグリが入ってしまい汚く見えますが現在収まっております。結構ドイツボルドーは治療効果がありますね。今年は、ハモグリが大発生しておりますが不思議とオンシツコナジラミが見えません。おかげで大幅に農薬使用量が削減出来ております。(まさかこっちにもドイツボルドーが利いたって言う事はない・・・よねえ)

 今年初めて栽培するトマトです。

 

 イメージ的に固定種よりもF1(交配種)のほうが品質的に良いと思ってしまいますが、実際栽培した経験のある人は余りいないのではないでしょうか。少なくとも生まれが農家でなければ絶望的です。

 自分の目で確かめなくては気がすまない私としては、当然栽培してみる事にしました。

 少ない数ですが市販されている中で『シュガーランプ』を栽培してみました。


シュガーランプ


 果実については現在ピソリーノ静岡店にて召し上がれます。記事は下のリンクより、
ピソリーノ静岡宮竹店  トマト祭り

 固定品種を集めるという事はF1を作出できるという事です。

 此の点別に難しい事ではありません。F1品種を作出するより売れるF1品種を作出することが難しいのです。(当然ですが育種は種を販売する目的で行われているわけです)

 従いまして、やまひこ農園のF1作出実験は主に学問的な意味で行っているわけであります。(・・・・まあ商売でない事は確かです・・・。)


 さて、現在圃場にて生育している品種は、7種類です。
 旭大和       早生種 赤肉種  固定種
 大和クリーム2号  中生種 黄肉種  固定種
 大和クリーム3号  中生種 白肉種  固定種
 三山        中生種 赤肉種  交配種
 乙女        小玉種 赤肉種  固定種
 黒部        晩生種 赤肉種  固定種
 太陽        早生種 赤肉種  交配種(多分早生種だと思います)

 以上7種類に今度三笠が入りますから8種類になります。

 新大和2号も入手しましたが、腰痛のためあきらめました・・・・涙。

 さて、現在行っております組み合わせと今後予定しています組み合わせについて紹介します。

 突然変異で出来たスイカ品種、という話で興味を持ちなた固定品種である事から種取も出来るので、是非作ってみたいスイカNO2に入りましたので入手先を探す事にしました。(作ってみたいスイカNO1はもちろん旭大和です!)

 
 カタログを探しても、問い合わせてもだめで遂にジーンバンクです。

 種子の袋には、農業生物資源研究所とありますのでこちらが正式名称でしょうか。まあ、内容的には意味は同じですからどっちでもよいのでしょうか。


 これが三笠の種子です。

三笠種子


 三笠の特徴を園芸大辞典と農文協のスイカ・カボチャより萩原さんの文章を参考にさせていただきます。

苦労の末?ようやく昔の固定品種『三笠』を入手しました。

 この『三笠』はもちろん園芸大辞典で知りました。

 千葉農試で育成された『都1号』から突然変異(といわれている)で生まれた品種がこの『三笠』です。
 名前の通り奈良農試で発見されました。

 現在市販されていません。神田種苗、奈良農試を通じてナント種苗にも問い合わせましたが入手不可能でした。

 ・・・そこで思い出したのがジーンバンクでした。研究者でもない一個人が利用できるのか大変不安でしたが思い切って問い合わせる事にしました。

 結果問題なく配布を受ける事が出来ました。ただ、金額は20ml 5700円です。

ジーンバンク配布種子


 第三者への譲渡は禁止されておりますのでやまひこ農園で栽培します。なお、生育調査も行い報告する必要があるのでちょいと面倒ではありますが、私にとっては楽しみの一つですから喜んで行います。味の評価については第三者の手をお借ります。此の点は譲渡にならないので安心しています。

 

やまひこ農園のトップページへのリンクです。

生物学ブログ村へのリンクです。 ワンクリックお願いします!

 本腰を入れて交配していますと幼果の生長にも自然と関心が向いてきます。(いままでは腰が抜けていましたから・・・・涙。)


 旭大和


 縞がありません。間違いなく旭大和です!

 この写真の旭大和、交配日を確認するのを忘れていました。


 今まで観察していた感じでは、交配後3,4日でピンポン玉大です。ただ威勢の強い雌花と弱い雌花ではその後の生長速度が違います。これもはっきり観察できます。

 旭大和の雌花を紹介していませんでした。

 私にとって、大和クリーム2号、(特に)大和クリーム3号の両性花が非常に強い印象を与えた事もありまして、旭大和の雌花の紹介を失念しておりました。

 こちらです

旭大和の雌花


 非常におとなしい花です。三山と同じくおしとやかです。もちろん三山の片親はこの旭大和です。(注意、品種は同じ旭大和ではありますが、系統が異なります。此の点項を改めて紹介します)


 昔授業で栽培した、大和農園さん作出の『縞王マックス』は両性花を出さなかった記憶があります。

 同級生K君をこの畑に案内して大和クリーム2号、3号の両性花を見せた時、初めて見たように驚いていました・・・・。
 ・・・・・?。彼の畑にも大和クリーム2号はあるのですが。他の作業に気をとられて見ていなかったのか。

 スイカ栽培の最後の難関が収穫適期のスイカを見分ける事です。これがうまく出来るところがスイカの名産地と呼ばれると、本で読みました。(書名失念)


 神田武さんの『スイカの栽培技術』と『園芸大辞典』から紹介します。


 私が今回在来品種(固定品種)にこだわった理由の一つが、多くの方の栽培知見が記録されている事です。記録が多く残っているという事です。此の点、F1品種はお寒い限りです。

 意外なようですが種苗会社は記録を残す事に熱心ではありません。企業秘密とか何とか思うかもしれませんが、私が作っている三山にしても、有名な縞王にしても50年くらい前の品種です!資料が簡単に手に入ってもおかしくはないのですが・・・。まあ、担当者が退職したり、売り上げが低下すると忘れ去られてしまうのでしょう。

 今年試作しています、カネコ種苗さんのブリッツトマトはカタログに出ているにもかかわらず古い品種とかで栽培資料は残っていませんでした。(もちろん本社にも問い合わせました。)


 ・・・・記録を残さないでどうして今後育種をするのか?

 それはそれ本題に入ります。現在お目にかかることのない品種は除外します。

品種の混在・・・・。

| コメント(0) | トラックバック(0)

 大和クリーム2号の畦に変わったスイカが出来ました。

 ・・・・・。別に突然変異ではありません。先祖がえりでもありません。私の粗相です。


 これです

 スイカ


 この畑は、旭大和と三山が向って右側の列、大和クリーム2号と3号が左側の列に向かい合いで植えてあります。右の畝と左の畦は5mちょっと離してあります。


 この実が大きくなるまでこの株は大和クリーム2号だと思っていました。しかし、株が他のものと比べて小さく、雄花が少なかったのでこの株の雄花は交配には使用しませんでした。幸いです。

 違いがはっきり出る品種の混植は此の点助かります。同じ縞あり品種でしたら切ってみるまでわかりません。

 スイカの甘さの表現の仕方・・・・。

 普通は甘いか、甘くないか。おいしいか、まずいか。だけです。

 さすがはスイカの権威!スイカの甘さをうまく表現してくれています。

 神田武著 『西瓜の栽培技術』からです。


西瓜の栽培技術


p4
 (前略) 味から言えば従来の品種がシロシタ(甘味)ならば、新大和系統はキューバ糖、旭大和は白砂糖、大和クリームは氷砂糖の甘さと評すべきであろう。各種とも一長一短でそれぞれの風味をもっている。 (後略)


 これは、品種紹介の前文でした。同級生K君にこのコピーを渡したところ、えらくこの表現を気に入り、旭大和、大和クリームにほれ込んでしまいました。

 昨年までは、3倍体!、3倍体!と、3倍体種子(小袋1つ千円くらい)に莫大な投資をしてきたK君が打って変わって在来品種です。こちらの種子の価格は小袋200円くらいです。

 現在2人でこの在来品種(固定品種)よりF1を作出する予定です。私のほうの組み合わせはまた紹介します。最初の予定ではもう収穫できて、その種を播種する予定でした。(残念・・・収穫まで1ヶ月必要です)

 

やまひこ農園のHPリニューアルしました。(4月20日.2015)

 

やまひこ農園HPトップページ

やまひこ農園トマト栽培

やまひこ農園まくわうり栽培

やまひこ農園スイカ栽培

お問い合わせフォーム

 

ナチュラルライフブログ村です。是非クリックしてください

 今年初めてマクワウリを栽培します。もちろん見たこともありませんからカタログの紹介文は脇において手に入るだけ資料を集めました。(こちらまで調査費が回せないためインターネットと静岡県立図書館を利用しました)

 こちらも西瓜と同じく歴史が長い作物でかなり昔から研究されています。(といいますかスイカと同じで現在は既に下火ですね)

まくわうり圃場


 多くのマクワウリの品種の中から2つの種類を選びました。(もちろん種苗会社から入手可能なものです)どちらも糖度が高く(予定)食味良好である可能性がある品種です。

 スイカの栽培で多くの方が頭を悩ませるものは、スイカの植栽距離(株間と畝幅)と摘心、整枝ではないでしょうか。(・・・収穫は別)


 今回昔の資料を調べていて面白い事が書いてありました。

 神田武著『西瓜の栽培技術』昭和24年初版発行。より抜書きして紹介させていただきます。


スイカの栽培技術.11.07.03. 神田種苗さんを知ったのはこの本からです。もちろん購入しました。国立国会図書館にはあるようです。静岡県立図書館、大学図書館にはありません。もしかしたらタキイ種苗さんにはあるかもしれません。


 今回は著者の紹介がありませんからそのまま本題に。

旭大和の種

| コメント(0) | トラックバック(0)
 私が一番求めていたものがこの旭大和の種です。


 この採れた種をすぐに圃場に直播します。(温度が高くなってきたので育苗する必要がありません)そこで収穫されたスイカがどのような品質か試験してみたいと思っていました。旭大和は収穫まで30日くらい。従いまして計画上10月までには果実を収穫できるはずです。


 旭大和種子


 同級生K君の旭大和種子の購入先はナント種苗です。私の旭大和は神田種苗です。

 理由は、種苗会社が違えば同じ品種の種でも系統が違うであろうとの判断です。(もしかしてこの二つの会社・・・同じ会社から種を買っているということは・・・ないと願います。)

 播種予定圃場には本日除草剤を散布してきました。同級生K君がわざわざきれいに洗ってくれて日陰干しをしてくれました。(・・・実にまめです。私ならそのまま播種します)

 理想的には一雨振ってから播種できればよいのですが。

 

やまひこ農園のトップページへのリンクです。

生物学ブログ村へのリンクです。 ワンクリックお願いします!

旭大和・・・試食会

| コメント(0) | トラックバック(0)
 さて、外見の調査、栽培に関しての意見交換(友人同士でも此の点非常に真面目に話し合います・・・別にマニアではありませんよ)の後、いよいよ試食会です。


 スイカ入刀はもちろん同級生K君です。


旭大和


 生まれて初めて旭大和を口にします。

 縞皮のスイカを見慣れた私にはこんな縞があるだかないだかわからないスイカは珍しく関心を持ちます。

 
 さてさて・・・

旭大和・・・収穫!

| コメント(0) | トラックバック(0)
 旭大和が収穫されました!・・・といいましても私のところではありません。同級生K君のスイカです。

 育苗は私のところで管理しましたが、私のほうは腰を痛めて定植、その後の管理が遅れたため未だ収穫ならず・・・・悔しい思いをしております。

 
 まあ、それはそれ、同級生K君の友情あふれる御言葉『初めての収穫だから、よっちゃんのところに持っていくよ』と、冷蔵庫で冷やして持って来てくれました。


 これです。

旭大和


 小ぶりですがずっしりとした感じがします。同級生K君いわく『触った感じ、皮に水がたまっているようだ』

 まあ、砂漠の水筒ですから・・・・。

やまひこ農園の、トマト栽培品種を紹介します。

 
 トマトをここ幾年か栽培していまして、もちろん最大の関心は品質にありますが、やはり栽培していて楽しいと感じるようでないと面白くありません。

 品種ごとの草勢の違い、果実の形状、品質などの違いを見ていくのも栽培になれてくると楽しいものです。単一品種の栽培のほうが楽で営利上効率は当然よいのですが・・・なんかがつがつしているようで私は余り好きになれません。


 出荷してありますトマトは、ピソリーノ静岡宮竹店にはPOPにて、このブログにも記事で紹介してありますが栽培上の観点から今後紹介していきます。


 
 現在出荷しているトマト
 ミニトマト・・・エンジェル、フレイム、ブラック、シュガーランプ(固定種)、スカラ(固定種)
 大玉・・・・・・モモタローゴールド

 出荷待ちのトマト
 ミニトマト・・・オレンジ、シシリアンルージュ、ブリッツ(芯止まり品種)
 大玉・・・・・・なつのこま(芯止まり、加工品種)、世界一(もうじき出荷可能)


 今年はHPでも販売を検討しております。個性のあるトマトを御提供できますよう努力しております。

 

佑太と加奈子とトマト.11.06.04.jpg

やまひこ農園のHPリニューアルしました。(4月20日.2015)

 

やまひこ農園HPトップページ

やまひこ農園トマト栽培

やまひこ農園まくわうり栽培

やまひこ農園スイカ栽培

お問い合わせフォーム

 

ナチュラルライフブログ村です。是非クリックしてください

 ピソリーノ静岡宮竹店では、契約農家さんが栽培している各種トマトを集めて『トマト祭り』を行うそうです。


 この企画、お客様に生産者が精魂込めて作ったトマトを品種紹介(ウンチク)と共に食べて楽しんでいただこうと、小太り店長(自称)と才田(さいた)シェフが考案されたのでしょう。

 
 さて、やまひこ農園では、このトマト祭りのため現在6種類のトマトを出荷いたしました。


 品種は、エンジェル、フレイム、ブラック、シュガーランプ、ステラ、モモタローゴールドの6種類です。

 収穫待ちのトマトは、ブリッツトマト(ミニトマト)、世界一(大玉)、なつのこま(調理用)の3種類です。


 出荷しました6種類のトマトの写真を公開しておきます。詳しい品種紹介は何とか近日中にまとめます。

今年は、スイカとマクワウリに力を入れています!(もちろんトマトも)

 スイカの品種紹介がようやく終わりましたのでマクワウリも続いてトマトと共に近日中紹介します。


 腰を痛めたため・・・(ずいぶん引っ張ります)、交配も蔓の整理も遅れました。最近毎日交配しています。
 それより、昨年の黒部スイカの栽培の知見から一つアイディアが生まれました。(もしかしたらどこかでやっているか、失敗したのか)とりあえず紹介します。


 マクワウリ


 青いものは防風ネット(4mm目)です。これは梅を収穫するために使用したもので山から苦労して引きずり下ろしてきました。

 これが、敷き藁や寒冷遮に代わるものであります。コストも安く、耐久性十分。つるからでた根も地面につきます。温度も上げず、軽いので作業しやすい。スイカ、マクワウリの果実も汚れません。・・・いい事ばっかり書いていますが実験は今年初めてです。

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.02

このアーカイブについて

このページには、2011年7月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2011年6月です。

次のアーカイブは2011年8月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。