2011年4月アーカイブ

 この農学大辞典で参考になっていた事例は、昭和34年9月26日の伊勢湾台風による被災地の復旧です。当時、77,067haの農地が被害を受け、その内3,500haの農地が2~4ヶ月間海水に浸漬しました。このときの知見と対策です。

 除塩方法(土木的な作業は)はほぼ農林水産省のマニュアルと同じです。

 追記として
 被害農地の共通点として、微アルカリ性を示す。
 
 用水不足の水田では畦立てをし放置するのもよい。

 

 具体的な(目安になる)数値対策を抜書きします。
 
 栽培方法(耐塩栽培法)

 畑作
 耕起・乾燥・堆肥投入などにより土壌の膨軟化をはかる。ナトリウム粘土・マグネシウム粘土の含有量の点から、カルシウム粘土に変える必要があり、そのために、石膏硫酸カルシウム)の投入が効果的とされている。
 オランダでは1ha当り2~4tを数回施用する
 
 1反歩当りに換算すると、200~400kg(10~20俵)・・・数回

 
 水田
 潅漑法が重点。整地後潅水、一般減水後再度潅水し移植する。過度な土壌攪拌は良くない。
 含塩水が滞水することを避け、出来る限り換水する。
 石灰、木灰などは用水豊富でない限りさけ、また硫安などは基肥に頼らず分施による。
 堆肥、有機質肥料は有効ではない。
 畦立て栽培は効果的である。

 潅漑、排水の悪い場所での石灰(又は石膏)使用はかえって塩分濃度を高める恐れがある。(・・・このような場所では今年作物を栽培することは不可能でしょう)

 土壌の反応が、微アルカリの時期は石膏(硫酸カルシウム)、酸性に転じた後は炭酸カルシウムを施用すれば、不良な物理性の改良に効果がある。(海水中、ヘドロに含まれる硫化物が原因でアルカリ性から強酸性に変化する)

 私も農家でありますから東北地方の除塩対策には関心を持ってみております。

 

 もう既に始まっているようですがはかばかしい記事がありません。農林水産省も早くに熊本県の除塩対策マニュアルをHPで公開しておりますが、農家が用いるには具体性にかけます。

 その具体性とは、
 1、石灰系資材(土壌改良用石灰)の散布、と散布量。
  どの資材を用いるのか。カルシウム系の資材は沢山あります。どの資材をどのくらい用いるのか一応の目安があったほうが良いのでは。(資材は当然出来るだけコストがかからないものがよい)

 2、栽培可能塩分濃度は
  作物ごと耐塩性は異なります。水稲は耐塩性は中位ですが(教科書的に)どのくらいであるならば作付け可能か。


 地震でかなり基盤が破壊され圃場の状態も変化しています。(たぶん)こういうときは出来るだけ目安になる数値があったほうが対策のやりがいがあり又対策の改良をしやすいのではないでしょうか。

 具体的な資料(数値)を参考までに紹介いたします。

昨年に引続き今年も黒部スイカを栽培します。現在本葉2枚展葉しております。


 希望される方はやまひこ農園直売店にてお分けいたしますので御連絡を願います。(時期は未定ですが配布時期になりましたらブログにてお知らせいたします)


 さて、今年は種苗会社で販売されております在来品種を栽培します。

 第1回目の播種は、ねずみの被害にあいほぼ全滅・・・・。2回目のものを現在育苗しております。
 品種名と種苗会社のみ記載します。(詳細は項を改めます)
 
 旭大和       神田育種農場
 乙女        神田育種農場
 大和クリーム2号  神田育種農場
 大和クリーム3号  神田育種農場

 同級生K君
 旭大和       ナント種苗
 大和クリーム2号  ナント種苗
 銀大和       ナント種苗

 以上です。

 やまひこ農園ではここ数年、同級生K君の影響で・・・といいますか強引に引きずり込まれてスイカの栽培を行っております。

 F1、3倍体スイカが主でありますが、栽培していて面白みがないのです。種の袋に書かれている能書きと実際栽培してみた結果と違いが出ることしばしば。なぜそのような結果が出たのだろうかという疑問に答えるものがありませんでした。(種苗メーカーの返答もどうもぴんと来ません。)


 そこで、こういうときは基本に返ろうと昔の品種を探し栽培してみることにしました。古きをたずね新しきを知る・・・・温故知新です。


 在来品種第1弾は昨年栽培しました黒部スイカです。今年はより深く学ぶために県立図書館で資料を調べ、古本屋で古書を求めました。

 絶版になった本もありますが(・・・絶版ばかりです)、著者のスイカ育種に対する情熱が伝わってきます。スイカの育種、栽培が楽しいと感じさせてくれます。

 ・・・まあ、こんな気分に浸りたいからこそ図書館通いをするのです。

紹介が遅れまして申し訳ございません。


 今年も、自家採種しました黒部スイカの栽培を行います。現在、本葉2枚展葉しています。他に、スイカの在来品種を幾種類か栽培をいたします。近日中に品種特性について調査いたしましたので紹介します。昔に返るが、今年のテーマです。


 黒部スイカについて種苗関係の方から伺いました。黒部スイカは商品名であって品種名ではない。・・・・うーん何かありますな。


 さて、昨年の黒部スイカの栽培。私のほかに何件か苗を提供し試作していただきました。その結果。
 
 友人K・・・収穫期がわからず未熟のまま収穫。(採種)
 親戚I・・・猪にあらされ失敗。
 ドクターK・盗難2個。腹が立ったので収穫。未熟のため廃棄。
 古川さん・・盗難1個。収穫するも未熟。廃棄。

 収穫期が今まで栽培してきた品種より約倍(50日~60日)のため収穫時期の判断が非常に難しい品種です。

 盗難もあります。早く大きくなりますから普通のスイカでは取り頃と思ったのでしょう、未熟のうちに盗まれています。(いつの時代も卑しい奴は居ますね)

 私のところで収穫した黒部スイカ紹介します。

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